昨日宣言されたクーデター。
一夜明けた今日のバンコクの様子ですが・・・。
特にいつもと変わった様子はありませんでした。
学校がお休みなったので子どもの姿をよく見かけました。
いつもの土日と何ら変わらないタイの一日。
スクンビットの様子ですが、いつも通り。
兵士の姿はこのエリアでは見られませんでした。
日本人御用達のスーパー、フジスーパーでは食品を買い占めに日本人が殺到したようですが・・・。
スクンビットを離れたらそんな様子は全くなし。
さすがクーデター慣れしているタイ人!
非常事態にもかかわらず、
タイ国内にあまり混乱が見られないように感じるのはなぜでしょうか。
私なりに仮説を立ててみました。
その中で有力(?)だと思うのがこれ!
・非常事態宣言、クーデターなどの単語のとらえ方が違う。
日本などではクーデター、非常事態宣言などが宣言される状況というのは、
もはや内線状態だととらえられているように思うのです。
ところがタイでは・・・・
「クーデター」は軍部が政権をひっくり返すための行為そのもの。
それによって引き起こされる事柄まで包括しない。
クーデター=国内の治安悪化 という図式が成立しない。
「非常事態宣言」は政府不振ががピークになっても、
私たちは退陣しないという宣言。
あ、まだやる気なのね・・ということを国民たちは知るという感じ。
だからニュースで流れる単語が物々しくとも、
実際にタイ国内にはさほど動揺が見られない。
だから日本人が「期待」するような結果にタイ国内はなっていない。
落ち着いているという印象を受けるのは、
単語が表わす意味あいにギャップがあるからだろう。と思うのです。
タイは落ち着いているというよりも、単語とらえ方が違うから、
日本人だけ焦ってパニック状態になり食料買い占めるのでは?なんて。
国が違えばおなじ単語でも表す事情が違うというは良くある話。
今回のクーデターでそれを再確認し確信した次第です。
矢野みねり(やの みねり)
タイのリアルマーケットナビゲーター
タイ人と結婚してタイに住み始めて10年経ちました。タイ語、英語、日本語を話しバンコクで生活しています。
日本人社会とつながりを持ちつつも、居住地域が外国人居住エリアの外(タイ人中間層が住むエリア)に住んでいます。自らタイの中間層に属して、日々さまざまな商品やサービスを利用しています。文字通り生きたタイの中間層の生活情報を日々体験しています。
購買決定権の8割が女性にあるといわれています。タイは特に女性の力が社会的にも強く、経済力もあります。実際に消費にかかわる女性という立場でタイの中間層に属し、拡大していく中間層の数字では見えてこないリアルな生活をみなさまにお伝えします。
元CAが女性目線でタイのリアルをわしづかみ!
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