中国を代表するインターネット企業、騰訊(英語名:Tencent テンセント)テンセントが運営するインスタントメッセージングサービスQQへの同時接続ユーザーが4月11日の夜に2億を突破した。
元々QQはPCベースのインスタントメッセージングサービスとしてスタートし、現在ではモバイル用のアプリも展開している。
テンセント社の決算報告書によると、QQは2013年の第4四半期段階で8億800の月間アクティブユーザー持ち、最大の同時接続ユーザー数は1億8000万であった。
QQへの同時接続ユーザーの1億突破を発表したのが4年前であるから、それから2倍に拡大している。
同時接続をするユーザーの70%以上は、モバイル用のQQアプリを介してログインしている。
スマートフォンを利用する多くのユーザーがQQに自動ログインするように設定しているため、そのユーザー達が更にPCでQQにログインすると実質倍のログイン数となる。
この急激なアクティブユーザーの増加はスマートフォンの普及が大きいと予想される。
テンセントが展開するもうひとつのスマートフォン向けメッセージングアプリ、WeChat(中国名:微信 Weixin)はQQのユーザーの中で最も人気のあるアプリである。
ユーザー数が6億を超えているWeChatが存在するにも関わらず、依然としてモバイル用のQQを通じて友人や家族と通信しているユーザーが多い。
一時はWeChatの方が機能的に優位とあって、QQユーザーがWeChatへ移行していくかと思いきや、QQは独自の機能強化を行った結果、アクティブユーザー数を伸ばし続けている。
また、めったにQQを使用していないユーザーでも、WeChatを使っている限りは、QQを介した連絡先機能を常に使い続けることことが多く、実施、両方のアプリを使い続けている状況である。
しかし、近い将来、双方のアプリが統合されるという日が来るかもしれない。