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2014年3月2日

「今でしょ!」 インドネシアの学校見学で感じた「手工芸品」への敬意

先日、近所にあるクリスチャン系中学校を訪問しました。

インドネシアは国民の75パーセント以上がイスラム教徒。
イスラムの多い国として知られていますが、一方で、
キリスト教やヒンズー教、仏教や儒教を信奉する人たちもいます。

訪問した時は、ちょうど授業が終了した後でした。

授業終了後の「課外活動」が行われている時間で、
どのクラブを見ても、先生の指導を受けながら、
みんな熱心に取り組んでいました。

この写真は、造形クラブの様子です。

造形クラブの活動の様子
【写真:造形クラブの活動の様子】


□     □     □


みんな、もくもくと造っているのですが、
写真をじっくり見てください。

左側の青年の背中を見ると「今でしょ!」の文字が(笑)

「意味わかる?」と聞いたら「わかりません」と。

話によれば、
日本へ観光に行った友人からお土産でもらったのだとか・・・。

□     □     □



この造形クラブ。
とにかく寡黙に、そして熱心に作業を続ける皆さんの様子が
とても印象的でした。

それでも時々ふと湧き起こる、生徒と先生の掛け合いと爆笑。

こういうムードは、とても良いですよね。

とても和やかな雰囲気で、楽しそうな環境でした!

□     □     □



インドネシアには、

非常に手間と時間のかかった手工芸品が数多く存在します。
お土産としても有名ですよね。

今回、彼らの活動の様子をじーっと眺めていて、
私はふとこんなことを思いました。

そもそもインドネシア語で「手工芸品」を意味する名詞は「kerajinan」。
この語源は、「熱心な、勤勉な、まめな」を意味する形容詞の「rajin」から来ているはず。

インドネシアの人たちにとって、
こうした手工芸品は、単なる造形物でなく、
「真面目に熱心に取り組んだことの成果物」としての性格が濃いのだろうなと。

今まで、kerajinanの語源なんて、興味もなかったのですが、
彼らの様子をみていて、ふとそんなことを思った次第。

改めて美しい言葉だなぁと思うと共に、
インドネシアでつくられる工芸品の数々に、改めて敬意を表したくなりました。



渡邉裕晃の東ジャワ最前線

渡邉 裕晃(わたなべ ひろあき)

インドネシア人と日本人との間にハーフとして生まれる。
混血(ハーフ)という背景から、インドネシアと日本の懸け橋を目指して活動中。
大学院在学中の1999年に、24歳でネット広告会社を創業して以来、「成長縁」=「関わりを持つ、できるだけ多くの存在が成長しあえる関係」創りをポリシーにしている。
日本を拠点にしながら、1970年代半ばより、ほぼ毎年のようにインドネシアを訪問し、現在はインドネシアに在住。
共著に「インドネシアのことがマンガで3時間でわかる本」(明日香出版社、2013年)がある。
インドネシア人向けに運営している個人facebookページには、すでに1万6000人以上のインドネシア人が集まっている。

時の運と人の縁を極める日々の記録(インドネシア移住前の記事も読める)
http://www.samsul.com/

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https://www.facebook.com/samsul.hiroaki (日本語)

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