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2014年2月5日

訪日インバウンド戦略はアジアから学べ

昨年、 タイ、マレーシア、香港を訪問した外国人旅行客は2500万人を超えた。

初めて訪日外国人旅行客1000万人を突破したばかりの日本からすると、途方もない旅行客数である。

 

広大な国土、観光資源をもつお隣中国を除き、近隣のアジア諸国の外国人旅行客数を見てみよう。

2013年アジア諸国の外国人旅客数

 

東京より狭い国土に日本以上の観光客を集める、香港、シンガポール

東京都の約半分の面積の香港、約3分の1の面積のシンガポールだけで、日本全体の外国人旅行客数を大きく上回っている。

観光客にとっての、シンガポール、香港の共通点としてはざっと以下が挙げられる。

・旧イギリスの植民地である
・英語、中国語が通じやすい
・巨大な整備された空港がハブとして機能している
・カジノがある(香港にはないが近隣のマカオにカジノがある)
・国際会議が多く開かれている
・夜景が綺麗なことで有名である

この二カ国は限られた国土の中の観光資源を最大限に活用し、多くの観光客を誘致している。

ただし、香港については2566万人のうち、1708万人は中国からの観光客が占めている。

とはいえ、残り858万人は中国以外からの観光客になる。

東京、大阪などの大都市は香港、シンガポールから学べることは多いはずだ。

 

タイ、マレーシアが日本のお手本

豊かな観光資源があるという意味では、マレーシア、タイの方が日本全体で目指す観光立国のモデルとしては見習いやすいかもしれない。

マレーシアはお隣シンガポールからの観光客が多くを占めるという特色があるが、タイについては、世界各国から観光客を誘致している。

 

バンコクを散策するムスリム(イスラム教徒)旅行客

 

また、意外と知られていないことだが、タイはムスリム(イスラム教徒)を受け入れるための体制がある程度整っている。

マレーシアはムスリムが人口の6割を占めるため、ムスリムを受け入れる体制が整っているのは当然かもしれないが、タイは人口の5%弱がムスリムであり、街中のあちこちで実際にムスリムを見かける。

ハラール(ハラル)マークの入ったレストランも、所々に存在し、スーパーマーケット、コンビニエンスストアに売られている食料品にも、2~3割くらいの製品にはハラールマークがついている。

つまり、タイではマイノリティであるムスリムが生活するのにそれほど困らない環境が自然と用意されているのだ。

よって、ムスリムの観光客も日本を訪れた時ほどの戸惑いは感じない。

スーパーで売られている、ハラール(ハラルマーク)の入ったタイ製のトマトケチャップ

スーパーで売られている、ハラール(ハラルマーク)の入ったタイ製のトマトケチャップ

 

余談だが、日本国内にムスリム向けの食材を扱う専門店舗がいくつかある。

東京では、新大久保あたりなどに集中しているエリアがあるが、それらの店舗で販売されている肉はオーストラリア、ブラジルから輸入されたものがほとんどだが、食料加工品については、タイから輸入されたものが一番多い。

 

昨年、マレーシアの首都クアラルンプールは1010万人、タイの首都バンコクは1596万人の外国人旅行客を受け入れている。

タイ、マレーシアから観光客誘致について学べることはきっと多いだろう。

今後、更に掘り起こして、みなさんに有益な情報をシェアしていきたいと思う。

 

 

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