中国の新興スマホメーカー小米(Xiaomi:シャオミィ)は直販モデルをメインとすること、広告費を投入しないことにより、低価格、高性能なスマートフォンの販売を実現し、急成長してきた。
マイクロブログサービス、Sina Weibo(新浪微博)を使っての、直接販売にも力を入れていたが、中国最大のインスタントメッセンジャーサービスWeChat(中国名:微信 Weixin)を通してのスマートフォン販売に乗り出した。
シャオミィのオフィシャルSina Weibo
http://e.weibo.com/xiaomishouji
シャオミィのアカウントをフォローしているWeChatユーザーには以下のメッセージが届く。
リンクをクリックすると、すぐにスマートフォン販売ページが表示される。
注文ボタンをクリックすると、支払い用のページが表示され、WeChat内で決済ができるようになっている。
予約をし、在庫が割り当てられる場合のみ代金が決済される仕組みになっている。
これまでの実績から予想するに、今回、WeChatを使って販売される15万台のフラッグシップモデルMi3(1999人民元)はすぐに完売するであろう。
今月初めの「独身の日」商戦でも、わずか3分で20万台が売れたという実績を持っているからだ。
WeChatにモバイル決済機能が装備されたのは今年の夏のこと。
各メーカーがこの機能を活用し、今後、WeChatで販売される商品は急増するであろう。
決済方法もスムーズでストレスがない、中国を中心に世界中に広がるアクティブユーザー2億7190万人が、気軽にスマートフォンで買い物をするようになることは必至だ。