多くの海外ブランドが動画共有サービスVine経由で6秒CMを放送している。
アパレルブランドのGAP、バーバリー、フレンチコネクション、PUMAからサムスン、フォルクスワーゲン、GE、Dove(ユニリーバー)、オレオ(ナビスコ)と様々な業種の企業がVineをプロモーションに活用している。
先日、テンセント(中国語名:騰訊、英語名:Tencent)は捜狐(ソーフー)の検索エンジン子会社、捜狗(Sogou)の株式36.5%を4億4800万ドル(約445億円)で取得し、時価総額が10兆円にまで迫っている。
テンセントは今やはアジア最大のインターネット企業である。
インスタントメッセンジャーアプリWeChat(中国名:微信 Weixin)を運営していることで知られているテンセントであるが、次なる一手は、動画共有サービスである。
テンセントは8秒間のショート動画を共有できるサービス、微视(Weishi ウェイシ)をリリースしている。
リリースされたのはiPhone版のみで、Andoroid版も近日中にリリースされる予定である。
微视はWeChat、Weibo(マイクロブログ、中国名:微博)上でも動画を共有することができる。
共有できる動画の長さはVineの6秒よりも長く、Instagramの15秒よりも短く8秒であることが興味深い。
もはや中国で最も影響のある広告手法は、テレビCMではない。
マイクロブログ、WeChatがそれにとって代わっている。
コカコーラ、デュレックスといったグローバル企業は既に次のCM戦略として微视の利用を検討し始めているという。
テンセントはさらに多くのユーザーを獲得し、中国国内市場を囲い込んでいくのであろう。
ただし、百度(Baidu)や新浪(Sina)がこのまま手をこまねいて見ているだけとは考えにくい。
これから激しい火花を散らしいくことは必至である。
微视(Weishi ウェイシ)
http://weishi.qq.com/